ピン取り
【読み】 ぴんどり
普通、声優の収録というと、テレビアニメのようにスタジオに大勢の声優さんが集まって、いくつも立ったマイクの前に並び、台本を読み上げていく、というスタイルを思い浮かべる人が多いだろう。
テレビアニメの場合、複数のキャラクターが絡む「掛け合い」が一般的だからだ。
だが、ゲームの場合、掛け合いは少ない。
そのため、スタジオも巨大なものではなく、小さなブースに声優さん一人が入って、最初から最後まて役をこなしていく、というスタイルが多い。これを、「ピン取り」という。人の分け前をはねることではない(それはピンはね)。
ところでゲームの場合、なぜ掛け合いが少ないのか。
それは恐らく、(1)音声とテキストが連動していること、(2)主人公は声のないインターフェースであること、以上2点が主な理由だと考えられる。和泉も掛け合いのあるゲームを作ったことがあるが、そのゲームは、選択肢以外は一切テキスト表示がされないゲームであった。
が、アクティブ系列のゲームは、主人公(男性)にも声が入っている。賛否両論分かれるところだ。
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