今の大学生
【読み】 いまのだいがくせい
95、96年以降入学の大学生はアホへと退化しつつある。
1998年に19大学5000人を相手に行われた調査では、簡単な小学校の分数計算問題5問の全問正解者が7割を切るという結果が出ている。
つまり、高校に入学してからほとんど数学なんか勉強してへんってことやな。
なんでこうなったか。
簡単や。
大学側が学生をできるだけ入れるために、入試科目を削減、受験科目から数学を外したからや。私立志望者は初めから数学を無視する。で、アホ培養。
これが文系学生だけならまだいい。
理系入学者のなかでも、数学に限らず学力低下が目立っている。
97年度に補習授業を行った国立大学は、東大、京大を首めとして67校。私立大学は164校。半端な数やないで。
おまけに、科目は高校レベルの物理・数学・生物・英語。文章表現力に関するものも目立つらしい。笑えるのは、日本最難関東大理科3類――つまり、東大医学部のことね――の入学者で、生物を勉強していないやつがいる。
あのなあ。
医者になろうとするやつが、なんで生物やってへんねん。アホか。
おかげさまで、東大では毎年一年生対象の生物には100人程度が履修届けを出すそうだ。ここまでくると、もはやおめでたいとしか言いようがない。
大学一年は、いまや高校四年と化している。ってことは、99年以降卒業するやつは、大学3年生?
加藤秀俊氏はこの現状を憂い、「落第を復活させよ」と述べている。大学が簡単に単位をやるから悪いというわけだ。おれも氏の考えには賛成だ。
合言葉は、
アホを卒業させるな!
若いうちに苦汁をなめさせちまえ。そう簡単に人生がうまくいくか! 馬鹿に卒業させたら、出来るやつがかわいそうや。
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