教育改革

【読み】 きょういくかいかく



 小学校の学級崩壊など悲惨な現実を前に、教育界の識者たちが唱えるスローガン。
 画一化の撤廃、入試の廃止、少人数学級の実現の3点セットで来ることが多い。が、現実が見えている人は少ない。今や、教育改革は、別名「血迷った発言」の代名詞ともなっている(と勝手にわたしは思っている)。
 だってさ。
 1学級25人の実現なんて言うけど、クラスいっぱい作ったら、先生増えるわけでしょ? 教室も増えるわけでしょ? その金、誰が出すの? あなたのポケットマネー? ただでさえ、役所はお金の転がし方を知らなくてヒイヒイ言ってるのに、お金出ると思うの? 出ても、だれの肩に税金としてかかってくるの?
 そういう実際的なこと考えずにさ、馬鹿の一つ覚えみたいにシュプレヒコールあげるの、やめてほしいんだよね。理想論なんかいいっつうの。今の時代に必要なのは、理想を実現するための、確固たる現実的手腕だけなんだから。それを提示しなさいって。そこを議論するのが本当の教育改革でしょうが。


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