SPTレイズナー
【読み】 えすぴーてぃーれいずなー
SPTとは、スーパーパワードトレイサーのこと。簡単に言やあ、ロボット兵器です。
1988年作品、だったかな?
敬愛するの近未来アニメ。
作られた当時は冷戦が続いていた。それを背景にしたお話。
米ソの対立が火星にまで広がっている未来。火星に研修に来た少年少女たちの元に、見たことのないロボット兵器が現れる。味方同士に思えるのに、戦争をしている。その戦争が基地を破壊し、仲間を殺してしまう。
敵を追い払うことに成功したロボット兵器からは少年パイロットが降り立つ。
だれだ、こいつは。
コブラなら「当ててみな。当てたらハワイへ招待するぜ」なんて言うのだろうが、彼はそんなことは言わない。地球人に危険を告げに来たのだ。
「ぼくはアルバトロ・エイジ・アスカ。地球は狙われている!」
すげえ設定がリアルで冷戦構造を反映してて、当時うちふるえました。今見ると時代が変わっちまってなんだか拍子抜けしちまうけどね。
で。
SPTレイズナーって、操縦関係は、コンピューターと対話しながらやってんのね。
「レイ、敵の距離は」
《450ナノメートル》
とかさ……って、ナノメートルなわけねえだろ。本当は、相手の機体の名前とか、いろいろ言うんだけど。コンピューターの戦闘ガイダンスつきって感じね。
通常はレイ(もちろん、綾波レイとは全然関係ない)って人格のコンピューターが相手なんだけど、レイズナーがやられて危機に陥ると、レイとは違うコンピューターの人格が現れて、SPTのコントロールを全部乗っ取っちまうんだな。コンピューター・ジャック。で、めちゃめちゃに敵を撃破してしまう。たとえエイジが倒したくない相手であっても……。
これをVMAX発動っていうんです。
譬えが古いけど、窮鼠猫をかむに似てるなあ。
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