『悪魔をむにゅむにゅする理由2』
 (HJ文庫より、2011年6月1日発売。税抜き619円)
「従妹の結奈と幼馴染みの理沙を救った綺羅星夢人は、二人の巨大な胸に挟まれてうきうきな日々を過ごしていた。折しも社会権が苦慮功で、テンションは最高潮! だが、夢人たちが乗り込んだバスのガイドと、唐突に転向してきた謎のて;高低が、失踪していた夢人の超乳双子姉妹にそっくりだったのだ。この二人は一体? そして宿敵レオナルドの暗躍。ただでは済まない旅路が今始まる!」(以上、本文紹介をアレンジ)。
 『悪魔をむにゅむにゅする理由』はこれにて完結。
 個人的な快感は、従来の中で最も少ない枚数で書き上げたこと。これは書き手としての技術の勝利。
 個人的な反省は、『魔女にタッチ!』を超えるダイナミズムを盛り込むことができなかったこと。巨乳フェチ+ラブコメを期待されていると考えていたため、
物語は巨乳フェチがメインとなり、本番なしのポルノ小説をライトノベル変換した形になってしまった。だが、それではラノベマーケットへの対応が不十分だったということ。美少女ゲームユーザーとラノベユーザーとの性的な意識の違いにも気づけなかった。その分の反省と処方箋は、HJ文庫の次回作に盛り込み済み。楽しみにしていてください。