『パンドラの夢』
 (Windows95&98&ME&2000版・ぱじゃまソフトより2001年11月22日発売、18禁)
 ディレクション&シナリオ&スクリプト。
 企画段階から参加した、ループアドベンチャー。
 主人公は美術部2年生。
 夏休み、数少ない5人の部員で学校に集まって合宿を始める。
 だが、不思議なデジャヴーと夢が連発。
 いつしか、奇妙にくり返す日常に巻き込まれていく。
 崩壊していくループの果てに悲しく消える、アンドロイドとの恋愛譚。
 シナリオ制作期間2001年1月〜6月。1MB。
 馬鹿の一つ覚えのようにシナリオ容量が肥大化していく状況へのアンチテーゼ。
 容量を絞り込んで書いていくことを、自分的テーマとした。
 台詞を短く書くこと、ワンシーンを短くすることに注意した。
 打ち合わせを開始した日にちと発売の日にちがまったく同じ11月22日だった。
 ラストの結末には賛否両論あるが、あの痛さ、苦々しさこそ、まさに伝えたかったことである。
 人が死ぬということは、恐ろしく痛く、辛いことなのだ。
※Dreamcastから全年齢版が発売中。