皆さん今晩は。今月は水と衛生月間です。ロータリーの友３月号広島大学名誉教授安藤忠雄氏の「地球の明日を考える 水のSDGs」の講演を紹介したいと思います。2015年国連が総会で全加盟国の賛成を得て採択した「持続可能な開発目標」すなわちSDGs(Sustainable Deveropment Goal)です。SDGsは,2030年までに人類が目指すべき17の目標で、各目標にはそれぞれ10個前後の具体的なターゲットが示されています。そのうち水のSDGsのターゲットは八項目。日本は世界の中でも最も水に恵まれた国で、上下水道も普及しています。しかし今後地球温暖化が進むと、水資源・水利用の問題が深刻になり得ると懸念されます。水の豊富な日本でも、水のSDGsは必要なのです。そのターゲットでは、まず全ての人が安全で安価な飲料水を平等に利用できること、全ての人に適切・公平な衛生設備を提供することを目指しています。先進国に関しては、多くの国で上下水道システムが整備されてきています。しかし、大きな地震や水害などの際には、サービスが提供されない事態も発生します。上下水道が整備されていない地域はもちろん、災害時には住民の避難場所となる学校や公民館などでは、公共の設備とは独立した上下水道設備を整備しておきたいものです。これもひとつの国際奉仕かなと考える必要があります。会長談話終わります。ご静聴ありがとうございました。
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