皆さん今晩は。インフルエンザの流行が収まったと思ったら、春の足音とともに、花粉症の季節がやってきました。アレルギー疾患のひとつである花粉症は、今や国民病いえるようになりました。花粉が体内に入ると、異物と認識した免疫が送り出したlgE(免疫グロブリンE)と結合します。いくつかの過程を経て刺激物資が放出されると、くしゃみや目のかゆみ、鼻水といった症状が表れます。気象情報会社の予報では、今年は東日本で6年ぶりのスギ花粉の大量飛散となるそうです。例年以上にマスクなどで花粉から身を守る必要があります。うがい、手洗いを怠らず、症状を軽くするには医師の治療に頼るしかないのが現状です。
さて、話は変わりますが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への着地に成功したと発表しました。日本は平成22年に初代はやぶさで小惑星の物質を初めて地球に持ち帰り、世界の小惑星探査をリードしてきました。技術を向上させた後続機のはやぶさ2が困難とされた着地を乗り切ったことで、日本のお家芸はゆるぎないものとなりました。小惑星など重力が小さい天体では機体を制御しにくく、着地が難しいとされています。高性能の探査機と精密な制御技術が必要で、物質を回収できたのは日本だけです。米国も彗星から出るチリを回収しましたが、着地するには至っておりません。JAXA准教授で、はやぶさ2チームの吉川真氏は「日本はリスクが大きい探査に技術力で取り組み、世界から高い評価を受けています」と話しています。会長談話を終わります。ご静聴ありがとうございまいた。
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