皆さん今晩は。昨日、「ロータリーは、2月23日に創立114周年を迎えました。皆さんのクラブではどのような活動をされる予定ですか。ロータリーの行事開催は、何よりも効果的な記念事業となるかと思います。心を込めて。」とバリー・ラシンRI会長からメッセージが届きました。さて、話は変わりますが、明日2月15日は釈尊のご命日です。2月に入ると、各地のお寺では釈尊の入滅の様子を描いた涅槃図を掲げられ、釈尊をお偲びする涅槃会が行われます。涅槃会といえば、「八大人覚」(八つの大人として自覚すべきこと)があります。八大人覚とは、お釈迦様の最後の教えである「遣教経」の骨子であり、道元さまの「正法眼蔵」の最後の巻であります。八大人覚とは、大人(諸仏)が覚られた八つの徳目のことで、1−少欲、2−知足、3−静寂、4−精進、5−不忘年、6−禅定、7−智恵、8−不議論 からなる教えです。つまり、果てしない欲望に振り回されず満ち足りた生活をし、静寂をもとめて修行に励み、仏の正しい教えを肝に銘じ、瞑想を実践して真実をとらえる智恵を得、不毛な議論・論争はしないという内容です。道元禅師もこの八大人覚の教えを大切にされ、生涯にわたって書き続けられた「正法眼蔵」の最後の巻が「八大人覚」という巻でした。すなわち釈尊の最後の説法を、自らの最後の説法、いわば遺言として示されたのです。会長談話おわります。ご静聴有難うございました。
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