皆さん今晩は。先週の続きです。米山記念奨学事業の基礎知識からです。2017-18年度の寄付金収入は14億3,381万円と前年度から約6,000万円の増加となりました。また、個人平均寄付額は16,068円でした。昨年度はロータリー米山奨学会財団設立50周年記念の年であり、多くの方々から支援をいただきました。寄付のほとんどは奨学生と奨学生学友関係費、その他地区・世話クラブへの補助費、事業部門の事務局人件費などの奨学事業に使われています。この4年間は毎年、奨学生採用数を増やしており、2018学年度は前年度から40人増の820人枠としたため、奨学金や補助金が増加しています。来年4月の採用枠はさらに30人増の850人となります。米山奨学生の採用数は、ほぼ寄付額で決まります。全体の寄付が増えれば全国の採用数が増え、各地区の採用枠「地区割り当て数」も、寄付額の対全国比によって決定されます。ロータリー米山記念奨学会の理事飯村氏はこう語ります。「戦争が終わり、平和を一番望んだのは米山梅吉さんだと思う。今や経済を含むアジア諸国のパワーバランスは変化し、日本の立場はますます難しくなるだろう。われわれにできることは民間レベルで日本のファンをひとりでも増やし、アジアの平和を築く礎となる人を育てること。全員がそんな人材になるわけではないが、米山の事業を通じて伝えるろーたりーの平和の精神、これは彼らの心のどこかに必ず残ると信じている。」会長談話を終わります。ご静聴ありがとうございました。 |