皆さん今晩は。先週は、ガバナー公式訪問が無事に済みました。クラブのこれからの方針運営など丁寧にご指導いただきました。終わってホッとしていますが、これから気を引き締めてクラブの活動をしていきたいと思っております。柳田ガバナー補佐にはご出席をしていただき大変お疲れ様でした。9月23日彼岸のお中日の日に日待ち講がありました。農村などで田植えや取り入れの終わった時などに、集落の者が集まって会食や余興をします。おひまちとも言います。
さて、今月は月見例会です。旧暦八月十五日の満月は、中秋の名月です。自然の最も美しい代表の一つとして、日本人が好きなものです。古い仏教を、ノーベル賞を受けられた川端康成氏が「春は花、夏ホトトギス、秋は月、冬雪さえて涼しかりけり」という道元禅師の歌をヨーロッパに紹介されたのです。雪月花の他にホトトギスを道元禅師が取り入れられたことは、なかなか意味の深いことです。あのホトトギスの悲しい声が、心に染みて分かる人にして、初めて「ものの哀れ」というものがわかるのです。この大自然と自分とは二つじゃない、一つに溶け合える、この心境が仏教の教えた東洋の心です。会長談話をおわります。ご静聴ありがとうございました。 |