皆さん今晩は。厳しい暑さが続いています。台風13号は関東地方でゆっくりと北上していますが、大きな被害が心配です。さて、8月になりまして、蝉の鳴き声が聞こえてきます。なぜか猛暑が少しやわらいだように思います。8月はお盆の季節です。お盆は、期間は現在では標準的には8月13日から15日(16日)ですが(旧盆)、7月や他の日程で行われる地区もあります。この供養の特色は、亡きご先祖がお家に戻ってくると考えられ、その期間中に手厚く迎え、おもてなしをして先祖を偲ぶという重要な心の行事の意味があります。民俗学者の柳田国男は、「先祖の話」で、日本人の死生観を解き明かした。死後の世界は間近にあって、故郷の山々から子孫を見守り、盆には「家」に帰ってくる。「日本人が最も祖先の祀りを重んずる民族」であったことは、汎く海外の諸国にまで知られている。お盆には、施餓鬼供養が行われます。施餓鬼供養は何時行っても良いものですが、日本では、お盆と重ねて「盂蘭盆施餓鬼会」として営まれることが多くなり、浄土真宗を除く多くの寺院では、重要な行事の一つとして営まれています。この行事の特徴は、供養されていない多くの諸霊を併せて施餓鬼棚に招いて供養することで、功徳を先祖に回向するという意味合いがあることです。
会長談話終わります。ご静聴有難うございました。 |