皆さん今晩は 21日の月曜日は「小満」でした。大寒とか立春とかはよく聞く言葉ですが、小満は余り聞き慣れない季節の用語です。少しインターネットで調べました。
小満(しょうまん)は、二十四節季の第8目。現在広まっている定気法では太陽黄経が60度(春分点黄経0度、夏至点黄経90度)のときで5月21日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。期間としての意味もあり、の日から次の節季の芒種前日まで15日間である。「暦便覧」の小満には「万物盈満すれば草木枝葉繁る」と記されている。
時候の挨拶の小満も3つに分けた七十二候を使う場合は、季節感のある書き出しになります
初候 蚕起食桑(かいこ おこって くわをくう):蚕が桑を盛んに食べ始める
次候 紅花栄(こうか さかう):紅花が盛んに咲く
末候 麦秋至(ばくしゅう いたる):麦が熟し麦秋となる
陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから小満と言われています。ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実を付け始め、紅花が盛んに咲き乱れます。梅の実がなり、西日本では走り梅雨が見られるころ、田植えの準備を始めるころです。(現在の田植えは、機械田植えもあってずいぶん早くなっていますが)
秋に播いた麦などの穂がつく頃で、ほっと一安心し少し満足する。田畑を耕して生活の糧を稼いでいた時代には農作物の収穫の有無は人の生死にかかわる問題で、麦が穂づくと「今のところ順調だ、よかった」と少し満足する=小満。
新茶、初鰹、シャコ、城下鰈、アスパラガス、蚕豆(そらまめ)
今、食材には季節感が薄れていますが、それでも新茶とか初鰹とか聞くと嬉しくなります。 |