新年明けましておめでとうございます。ご家族皆様お揃いで輝かしい新年をお迎えのことと拝察いたします。我がクラブにとりましても、友好の絆を一段と強め、ロータリー精神の涵養と実践で、更なる発展を目指したいものです。
　今回の例会は、三田市長森哲男様、プロバスクラブ「せせらぎ会」幹事後呂様をお迎えしての新年例会です。ようこそお越し下さいました。賑々しく盛り上がった新年例会になることを祈念いたします。
　昨年来の経済界の好況が年を明けても続いているようようで、国際間のきな臭いニュースのある中ですが何だか明るい、ゆったりした新年を迎えているような気がします。
　私は昭和9年3月生まれの今年は年男になります。おかげさまで体の方は比較的元気そうに見えますが、それでもあちらこちらほころびが出て、傷んでいまして、不自由なことや辛いことが多くなりました。最近、特に外へ出てみますと同年代の人がだんだん少なくなってきていまして寂しい思いがします。年は争えないものと痛感しています。
　昨年の9月、日本政府は「人生１００年時代構想会議」で「人づくり革命」の具体化に向け、本格的な議論を始めた、と新聞報道がありました。「にんげん５０ねん　げてんのうちをくらぶれば　ゆめまぼろしのごとくなり」織田信長の辞世の句？私はそう思っています。、今から４百数十年前は人間５０才ぐらいだったようですが、統計上では日本人の平均寿命が５０才を超えたのは、何と昭和２２年ということがインターネットにありました。天寿を全うするまでに戦で若い男性がいなくなったことも大きな要因でしょう。
　英国ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏は著書「ライフ・シフトー１００年時代の人生戦略」で提唱し「人生１００年時代」がい広まりました。先進国で長寿化が進み「日本では、２００７年に生まれた子供の半数が１０７才より長く生きる」と予測しており、こうした人生１００年時代に於いては人々は「教育・仕事・老後」という３ステージの単線型でなく、マルチステージの人生を送るようになる。１００年ライフに於いて必要性が増すものは、教育（専門技能向上）・多様な働き方（７０才まで働くことを想定）・無形資産（お金だけでなく経験や人的ネットワーク）だと提案しています。「人生１００年時代構想会議」のメンバーとして招かれています。
　わが国は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えており、会合では、健康に働く高齢者が増えていることをふまえ教育や雇用、社会保障など幅広い分野で長寿社会に合った見直し策を探ることが大きなテーマになっています。
　人生１００年時代の感覚や、訓練のない私にとりましては、これからどうしようか考えてしまいます。

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