皆さん今晩は、天候不順な毎日がつづきますが、体調管理に努めてください。
【信天翁 AHODORI よちよち歩く 齋木亀治郎著】を次期ガバナー補佐研修会(10月1日)で姫路ロータリークラブからいただきました。齋木亀治郎さんは昭和25年姫路ロータリークラブ創立キーマンであり、1968〜69第368地区ガバナーをされた方で、RI世界社会奉仕委員会委員も歴任されています。この著書は1970年(昭和45年)2月に発行されました。1950年2月創立で、2000年に50周年を迎えた姫路ロータリークラブは、齋藤亀治郎のロータリー運動の功績を称え、50周年記念事業として復刻したものです。後書きによりますとこの著作は、齋木翁が国際ロータリー第368地区ガバナー当時の月信を中心にまとめ上げたもので、仏教哲学並びに東洋思想を持って綴られたロータリー哲学の名解説書です、と記載されています。
行脚編 丹波の寺々の極一部。端折った形になりますが、少し紹介します。
三田の町から北へ行くと末吉という部落へ出る。三方を山に囲まれて南面した丘陵地である。茶垣の道を上がると山門。門をくぐると二本の枝垂れ桜の古木を前庭にして、昔ながらの草葺きの堂が建っている。黄檗宗の大覚山方広寺である。この寺は麻田(現在の豊中)の藩主青木甲斐守重兼が黄檗山二代の祖木菴禅師について悟入、剃髪して端山と号してここに寺を建立、木菴禅師を開山と仰ぎ自ら二代となって行雲流水の境地を得たところである。この寺はまた近頃“桑鳩寺”の愛称で呼ばれるようになった。それは、庫裡、客棟とも襖がみんな書家上田桑鳩の見事な筆蹟になるものだからである。書画のよしあしは素人には分からぬ。しかし、いい文句をたくさんみつけた。
木蓮の絵に、“ありがたきものは花のこころ”大鉢饅頭を積み上げた画に、“多いほどよいものは、うまいもの、よいにんげん、ともだち、しごと” などは惚れ惚れとした。
わたくしごと・・・短い言葉の中に何と含蓄のある文章であることと思う。 |