皆さんこんばんは。もう9月も終わりに近づき、ロータリー年度もはや四分の一が経過しました。
今日は、1991年発行の「ロータリー百話」(発行268地区1990〜91ガバナー深川純一、編集パストガバナー辻忠夫)これは、深川純一ガバナーが新入会員のためのマニュアルとして、各クラブが持っているマニュアルとは違った視点からロータリーを説くもの、例えばイソップ物語などの寓話からロータリーの思想や組織を考えさせるような物を作りたいとして編集されたものです。今日はこの中から印象深かったものを一つ紹介します。(参考資料や私見もいれていますので原文のままではありません)
第30話「三つのことば運動」『これは第12代神戸市長原口忠次郎さん(昭和24年〜44年まで5期。技術や市長として、(山、海へ行く)と呼ばれた事業等々で有名が1964年268地区年次大会での話』
この地区大会を機に皆さんにお願い申し上げたいことがございます。私は度々外国にまいりまして、日本に帰ってまいりますと、日本はいかにもトゲトゲしているような感じがする。どういう訳だろう。なぜ日本が外国に比較してトゲトゲしい感じがするのだろうか・・・・を常に不審に思っておるのでございます。
昨夏、帰国致しましてから、いろいろ考えまして神戸市の吏員に、こうゆうことを、いつまでも言えるような状態におってくれないか・・・と言った訳でございます。それは“ありがとうございます”“すみません”“どうぞ”の三つの言葉の提唱であります。これはロータリーのみなさんのおやりになっていることと表裏一体のものだと考えております。神戸市の婦人会でも採り上げていただき、教育委員会が中心になりまして、各学校でも取り上げてもらっています。外国へまいりますと、“Thank you”“Please”“Excuse me”・・・この三つを外国人がいつもお使いになります。日本人は少しも使わない。これを私、感じまして、“ありがとう”“すみません”“どうぞ”という三つのことば運動を始めた訳でございます。
どうぞ皆さんも、共鳴いただきますなら、普段、この三つの言葉を是非お使いいただきまして、わが日本の社会を少しでも明るくしたい・・・と言うのが私の念願でございます。
(これはわたしごと・・・時代は変わり民衆は変化しますが、それは誰かが仕掛けてある方向へ、をひしひし感じます) |