皆さん今晩は。朝夕いくらかすごしやすくなりました。
前回は「猛暑日」の話をしましたが、暑い暑いと言っても、今日ではや8月も終わります。月日の過ぎるのも駆け足しているように早く感じます。
先週の終わり頃(27日)のニュースで、仙台で観測史上最長の「長雨」を記録したと報じていました。先月22日以来36日連続の雨が降ったとのことで、東北地方の太平洋側では、オホーツク海高気圧の影響で冷たい風が吹く「やませ」と呼ばれる状況になり雨が降ります。ちなみに、35日の長雨記録は83年前の昭和9年で、それを更新したことになります。このときも、やませの発生で冷害となり、大凶作で大規模な飢饉「昭和東北大飢饉」を引き起こしました。飢饉では若い女性の身売りが相次ぎ、昭和11年には不満を持った青年将校による2.26事件の発端になったとも言われています。今年は東北地方では雨が多く冷夏で米・野菜など農作物の生育が大変心配されています。
仙台では日照時間も短く、8月1日から24日までの日照時間は27.2時間で、平年の8月全体が144.4時間に対し大幅に少なくなっています。(平年の約26%)宮城県気仙沼市で19.6時間、白石市13.9時間と各地で日照時間が低く、農作物への影響が懸念されています。
ちなみに東京でも6〜9月の降水連続記録は1968年以降第7位。8月としては1977年以降、40年ぶりの長雨となりました。
明日から9月、1日は二百十日、関東大震災(大正12年)のあった日です。先の迷走台風に続いて15号台風(31日11時45分現在、父島の南西約50キロにある)も近づいています。防災には万全の対策で臨まなければならないと考えます。
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