今日からもう6月です。年齢を重ねていくにつれて、月日の経つのが速く感じられます。私も若い頃、70代のおじいさん(当時は70と言えば名実ともに老人でした)から「人の年齢と時間の感覚」の関係について聞いた話を思い出します。それは「20代の頃は一日、一か月、一年が過ぎていく速さは1/20程度に感じていたが、70の歳になればそれが1/70に感じられる。一日、一か月、一年がアッという間に過ぎていく。今思うと、一日、一か月、一年の時間の流れは年齢分の一のスピードに感じる」という内容の話でした。振り返って見ますと、確かに子どもの頃は一日が長かったように思い出されます。
これを裏付ける文章を発見しました。引用してみますと 『十代は“分”、二十代は“時”、三十代は“日”、四十代は“週”、五十代は“月”、と言われる。つまり、四十代の人だったら、“じゃあ来週のことにしよう”と、週を単位にして約束をする。ところが、その人が五十代になると、“それは来月のことにしよう”と、月を単位にして予定を立てる。このように時間の受け取り方が、年齢に応じて加速度化していくことを上の言葉が表現している。』(以下割愛)というものです。
そういえば、「日長きこと少年に似たり(少年の頃の一日は長い)」という言葉もあることを思い出しました。
今日の結論は、歳を重ねるごとに一年の回転率が速くなることを、念頭におかなければならないということです。結局のところ、「先が短い」ということですよね。
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