今月はストレスの話をして参りました。今週もその続きになります。
ストレスはすべての人が大なり小なり感じるものであって、生きている限りはストレスの影響から逃れることはできません。そして、ストレスをゼロにする方法はありませんが、軽くすることはできます。先週お話したように、ストレスを感じにくいタイプBの人であれば、そのままおおらかに生きていけばよいのですが、ストレスによって大きく影響を受けるタイプAやタイプCの人はストレス対処法を心得て、少しでも軽減するようにすることが大事です。つまり、ストレスはそれをどう受け止めるか、受け止め方次第で軽減させることができると言われています。
ストレスを軽減させるいくつかの対処法を挙げてみますと、@疲労を感じたらゆっくり休養したり、信頼できる人に相談したりして問題と向き合って解決する。A八つ当たりをしたりストレッサーに反抗したりして攻撃的な行動でストレスを発散する。B趣味や飲酒などで解消する。Cストレスに耐えながら時間が経過するのを待つ、などの方法があります。@の問題と向き合う「対決型」はストレスを自分の問題として取り組みますので、最も好ましいストレス解消法です。Aの「攻撃型」は周りに迷惑をかけて顰蹙を買うこともありますので、好ましい解消法とは言えません。Bの趣味や飲酒で解消という方法は健全で健康的な趣味であれば、またアルコールも度を越さなければ問題ありません。Cの時間の経過を待つ解消法は、大きなストレスでなければ、費用もかかりませんし、「日にち薬」のように、気がつけば解消していたということになります。
いずれにしても、ストレスの多い現代社会を生きていくためには、「ストレス・マネジメント」と言いまして、ストレスを軽減する方法を心得ておくことも、ストレスの多い現代社会を生きていくための処世術のひとつではあります。
話が長くなって申し訳ありませんが、最後に「ストレスがたまる7つの束縛」をお伝えしておきます。(誰の言葉だったのか失念してしまいましたが、お許しください。)
1、世間体からの束縛
2、人間関係からの束縛
3、性格からの束縛
4、過去の自分からの束縛
5、病気からの束縛
6、孤独からの束縛
7、老いと死からの束縛 以上7つです。
これらの束縛から解放されますと、心は楽になるというものです。
ご清聴ありがとうございました。
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