大前会長のご都合により副会長柳田が代理を努めます。
「敬老の日」9月の第3月曜日が近づくと毎年のように、マスメディアには高齢者に係わる情報が多く流されるようになります。
シルバーシートが当時の国鉄や東京都交通局などに設けられたのは、1973年(昭和48年)の敬老の日でした。「シルバー」を高齢者に用いるのは日本社会独特の習慣と言われます。英語圏では主に「グレー」と言います。この色も本当はきれいな色だが、グレーは日本語では灰色。陰気な印象のため、高貴な銀=シルバーが定着したらしいのです。「シルバー人材センター」の名称もあります。
100歳以上の高齢者は前年比4124人増の6万5692人と46年連続更新し、人口10万人当りの数は51.68人。やはり女性が87.6%を占め、女性の割合も年々多くなっています。
高齢者の医療の確保に関する法律では65〜74才を前期高齢者、75才以上を後期高齢者と定義しています。人口統計における区分では65才以上を「高齢者」と区分しています。高年齢者雇用安定法で75才以上のドライバーが認知機能検査で「認知症の恐れがある」と判定された場合、医師の認知症診断が義務付けられます。認知症と診断されれば免許停止や取り消しとなります。認知症の疑いを指摘される人は年間6万5千人に上ります。この全員が免許証を失うわけではないが、買い物に行けない。病院に通えない。かといって運転は危ない。特に生活を車に頼る地方で対策が急がれる。 |