今年も本当に暑い日が続いておりますが、南アメリカでは初めてと言われているリオデジャネイロ・オリンピックが終わりました。日本は41個の、かつて無いメダルを獲得しましたし、手に汗を握るシーンもたくさんありました。オリンピックはまさに「スポーツの祭典」ですが、回を重ねるごとに華々しくなり、豪華になり、派手になっていくと同時に、メダルの数や記録にこだわり、施設は立派になっていくような気がします。
確かに記録は伸びるし、経済効果もあると思いますが、各国が特別教育によってオリンピック選手を養成して、国威を競い合っているといってもいいような雰囲気さえ感じられます。そこには本来のスポーツのあり方や精神から少しずつ離れていっているような気がするのは私だけでしょうか?ドーピングなどもその現われの一つと思うのですが・・・。
オリンピックと平行して行われた高校野球夏の大会も幕を閉じましたが、リオのお祭りにお株を奪われて、陰が薄かったように見えました。それこそ、連日うだるような暑さの中で無心にプレーをしていた高校球児には、少々気の毒な気もしました。
夏の甲子園が終わると、夕方には赤トンボが群れて飛びかい、夜には鈴虫の声が一段と冴え渡り、秋が駆け足でやってくるような気が致します。今日の歳時記でした。 |