日本は四季が存在するから美しいといわれますが、この半年間でも梅や椿の開花から始まり、桃や桜、チーリップなど様々な花が景色に色を添えてくれました。
多くの人々が花といえばバラを思い浮かべるのではないでしょうか・・・?これからの
季節ですと紫陽花とか向日葵とか・・・。ではかすみ草はいかがでしょうか。大多数の方が「花束の脇役」「あまり目立たない花」など少し地味な印象をお持ちだと思います。確かに花束の脇役となっていますが、花束にはなくてならない存在で、複数ある花を綺麗にまとめ、かすみ草があるのとないのとでは花束の印象も大きく変わります。また、「清らかな心」「親切」「無邪気」などの花言葉を持ち合わせています。
そんなかすみ草ですが、生産者の絶え間ない努力でその魅力が見直され、2014年にはバラを抑え「今年の花」に選ばれています。ちなみにかすみ草の日本一の生産地は福島県奥会津の昭和村です。昭和村は標高700mで冬は日本でも有数の豪雪地区です。真冬には2メートル近くの雪が積もるのですが、かすみ草はそのような厳しい環境を耐え抜く力強さが感じられる反面、小さく可憐で控えめな印象を与えてくれる大和撫子のようです。
かすみ草は現在咲き頃を迎えています。たまには普段あまり目を向けられていないかすみ草をメインとした花束を贈られてみてはいかがでしょうか。 |