長いゴールデンウィークも終了しましたが、皆さんは如何お過ごしでしたでしょうか。
４月２９日我々はポートピアホテルに缶詰でしたが、ご承知のように「昭和の日」。
以前は昭和天皇誕生日としての祝日でした。一度は「みどりの日」になりましたが、昭和に対する感慨は、戦争とその後の飛躍的な復興など特別なものがあり、2007年「昭和の日」に名称が改められました。
５月３日は日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する「憲法記念日」。５月４日は自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む「みどりの日」。もともとは前述のように４月２９日でしたが、今上天皇の即位に伴い天皇誕生日４月２９日から１２月23日に移りましたが、ゴールデンウィークの一角を構成する祝日の廃止による国民生活への影響を考慮し、「みどりの日」と名を変え祝日は残されることとなりました。
「みどりの日」という名称は昭和天皇が生物学者であり自然をこよなくた愛されていた事に由来します。もともと５月４日は休日は休みが飛び石にならないように配慮された「国民の休日」でしたが、４月２９日が「昭和の日」に定められたのに際し、改めて「みどりの日」として祝日に定められました。
５月５日、「こどもの日」は古くから端午の節句として、男子の健やかな成長を願う日としてされてきましたが、もともとは厄払いを行う「菖蒲の日」でした。鎌倉時代の頃、当時の武家社会の気風もあって、音が同じということから「菖蒲」が転じて「尚武」となり、しだいに男子の誕生と成長を祝う行事へと変わっていきました。ちなみにこの「こどもの日」、祝日法によると「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかると共に、母に感謝する」と記されており、こどもたちを尊重するとともに産んでくれた母に対する感謝の想いも込められています。
祝日はいろいろな経緯や想いがあって定められたいます。祝日が連なるゴールデンウィーク、其処に込められた想いに浸り、過去を振り返ってみるのも悪くないかもしれません。 |
