今年のマスターズゴルフで、優勝まで手が届きそうなところまでいきながら、一歩及ばず勝利を逃した松山英樹選手ですが、彼の活躍に興奮した人も多かったと思います。
彼は1992年生まれで、1980年代の日本ゴルフの一時代を築いた青木・尾崎・中嶋(A・O・N)らと同じようにスケールの大きい存在に映ります。
彼の出身大学である東北福祉大学の阿部監督も、彼が大学に入学した時から、「ただのプロになるだけでなく、世界で通用する選手になれ」と言い続けたそうです。多くの教え子の中で唯一松山選手にしか言ったことがない言葉であり、そのとおり世界への道を歩み始めました。
彼には「鈍感力」という言葉がピッタリという声もあります。失敗したときはくよくよしてもしょうがないと割り切って次のプレーに全力をかけることができ、また、アマチュア時代から「やるべきことをやるだけ」というフレーズをよく使っています。
これは何もゴルフに限ったことではなく、仕事がうまく行かないときなどこの様な心境になれば物事は好転するかもしれません。どんな不満な状況でも、それを打破できるのは自分しか居ません。「やる、べきことをやるだけ」。そんなシンプルな気持ちで物事に取り組めばまた違った世界が見えてくるかもしれません。 |