皆さんこんばんは。昨日は東日本大震災の発生から4年を迎えました。1万8千人を超える死者・行方不明者がでました。犠牲者の冥福をあらためて祈りたいと思います。大津波は、岩手、宮城、福島3県の沿岸部を破壊し、多くの人びとが生活の基盤を失いました。現在も約8万人が仮設住宅で暮らしておられます。手狭な上に防音面などでプライバシーを守ることができにくい。被災者の住環境の向上は、いまなお最優先の課題と言えます。震災から4年経ったいま、天の高みにおられる犠牲者が目にしたくない光景は二つあるのではないでしょうか。一つは被災地の再生が滞りこの世に残した家族の行き惑う姿、もう一つは南海トラフ巨大地震などで災禍が繰り返されることでしょう。東日本大地震を上回る規模の大津波が懸念される南海トラフ巨大地震。政府の中央防災会議は最悪で23万人の津波による犠牲者を想定しています。しかし、適切な避難を行えば4万6千人に犠牲者を減らすことが出来るとも言っています。地域の一人ひとりが自身の行うべき避難方法を自覚することが、東日本大震災の津波被害から学び取ることではないでしょうか。
会長談話終わります。ご清聴ありがとうございました。 |