今日は、月見例会で移動例会となっております。さて、先週は9月18日ガバナー補佐の来訪によるクラブ協議会を行いました。クラブの現状を改めて考え直さないといけないと思いました。話は変わりますが、今日はお彼岸の日です。昔から暑さ寒さも彼岸までといわれます。
彼岸とは、インドのサンスクリット語「パーラミター」からきた言葉で、此岸(現世)から煩悩の川を渡って「彼岸(悟りの世界)に至る」という意味です。さて、このお彼岸という年中行事、実は仏教誕生の地であるインドにも、仏教興隆の地である中国にも全く見られないのです。つまり日本独特の文化といえます。春は田おこしや種まきの頃、秋は実りの収穫の頃がこのお彼岸に当たるわけですが、農耕文化を中心としてきた日本では、農作業の節目ごとに生活の安寧を祈り、大自然の恵みにも感謝してきたという歴史があります。、こうした日本ならではの自然崇拝や仏教思想が入り交じって発展し、彼岸という行事になって受け継がれてきたのですが、その始まりは、ある怨霊を鎮めるためであったといわれています。806年2月の記録に「毎年春分を秋分を中心とした前後七日間には“金剛般若波羅蜜多経”を崇道天皇のために転読させた」とあります。転読とは、長い経文をひらひらと早やめくりして風を起こして読経の呪術力を大気に送り込むという、いわば一種の祈祷の作法であり、これが歴史上の最初のお彼岸の記録なのです。来週は、ガバナー公式訪問ですので、6時までに、ご集合願います。写真撮影もありますので、よろしくお願い致します。今宵は例会の後、会員の皆様の懇親が深まりますよう楽しんで頂きたいと存じます。ご清聴ありがとうございました。 |