皆さん今晩は。梅雨に入った模様と発表されてから、雨らしく降るでもなし、晴れるでもなし、なんだかもう一つ梅雨らしくない日が続きます。私だけのことかもしれませんが、もう一つ体調がすっきりしない毎日です。「ロータリーの友」6月号友愛の広場に浦和ロータリークラブ岩淵均さんの文章があり、興味深く拝読しました。概要は、それは次年度RI会長黄其光(ゲーリー・ホアン)さんのRIテーマを紹介するパンフレットで述べている言葉についてです。「終身斉家治国平天下」(しゅうえんせいかちこくへいてんか)が原語です。日本語訳は「先ず自分の行いを正しくし、次に家庭を整え、次に国家を治めてこそ、天下が平和となる」。この言葉は中国の古典の四書(大学・中庸・論語・孟子)の一つ大学に説く言葉です。黄会長エレクトは、孔子を「元祖ロータリアン」と言っています。孔子の教えには「仁」「想」という考えを大切にしており、ポールハリスに始まるロータリアンは「寛容」の精神を大切にし、どちらも他人に対する「思いやり」を大切にしています。黄会長エレクトはその挨拶の中で、「修身の大切さ」を述べています。ここから私の思いですが、世相を見るとき今ほど修身ということの大切さを感じることはありません。「修身」は第二次世界大戦前には筆頭教科と位置づけられていましたが、戦後GHQは国史・地理と並んで修身を軍国主義教育とみなし授業停止の覚書をだしました。文科省は1950年代「逆コース」の流れの中で、1958年、理性ある社会人を育てる「道徳」を復活したのです。道徳教育は、道徳的な信条を育て、判断力・実践意欲を持たせるなど道徳性を養う教育であり、年間35単位時間を設けています。道徳教育は学校の教育活動全体を通して行われるものであり、道徳教育の特徴は、教科ではない、教科書はない、評価できないものと言われています。(指導要領に準拠した副読本が作製されていた)。文科省は平成14年になって「心のノート」を全国の小・中学校に無償配布し、道徳の副教材としました。その後、平成26年から「心のノート」を全面改訂した「私たちの道徳」を道徳教育用教材として使用出来るよう配布しました。まだ始まったばかり、指導者育成も課題です。 |