皆さん今晩は。昨日2月19日は24節季の内の雨水でした。「氷雪とけ雨水温む」「陽気地上に発し雪水とけて薄いとなればなり」本来ならいくらか春の気配がしのびよる頃でしょうが、2月14日から降り始めた大雪は、関東甲信越地方で交通・輸送などの面でも大変な被害を及ぼしており1週間経ったいまも孤立状態の所があると報じています。東北北海道の豪雪地帯ならそれなりの備えがあると考えられますが、関東甲信越地方では何十年ぶりかの大雪だそうです。早い復旧が望まれます。24節季は、中国の戦国時代(紀元前403〜221)の頃に大陰暦による既設のズレを正し、季節を春夏秋冬の4等区分するために考案された区部法の一つで、1年を12の「中期」と12の「節季」に分類し、これらの季節を表す名前がつけられています。日本では江戸時代(1603〜1868年)の頃用いられた暦から採用されました。中国のものは、日本の気候に合わない名称や時期もあるため、それを補足するため24節季の他に、土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日など「雑節」と呼ばれる季節の区分を取り入れたのが日本の旧暦であります。農作業の目安としても、太陽がその年の春分点より次年の春分点に達するまでを黄経360度とし、これを24に分割し1年の気候の
推移変遷を把握できるようにしたものであります。
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