皆さんこんばんは。
　今年も余すところわずかとなり、気ぜわしくなってまいりました。世間では正月料理のことを「おせち料理」と言いますが、また別の説によりますと大晦日の夜の食事を「おせち」「としとり」などと言って、特殊な食物をとるのが習わしだったといわれています。年越しそばもその一つです。この年越しそばは東京では「みそかそば」、関西では「つごもりそば」とも言う説もあるようです。
　そして、何故年越しそばを食べるのかということに関して、いくつかの意味があるようです。その一つは、そばのように長く幸せにという縁起から起こったという説です。もう一つは金箔師が仕事場に散らばった金・銀の粉を集めるのに、そば粉をこねた塊を用いたことから金銀をかき集める（つまりお金を集める、集金する）という意味だという説です。
　家族揃って年越しそばを食べるという風習も、わが家の味、わが家のおせちという文化も、今やもぼろしです、2040年頃には日本の家庭から台所が消える・・・という人もあります。本当にそうなるかもしれません。
　皆さんよい年をお迎え下さい。

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