プロバスクラブ・せせらぎ会との合同例会において
「ロータリークラブへようこそ」より、抜粋発表 柳田昌三
1.ロータリークラブとは。
自分を磨き、人を育てるところです。そして時には、慈善行為やボランティア活動、資金援助を行います。「街角にゴミが落ちていたとします。ロータリアンとしては、街を美しくするために必ずそのごみを拾います。しかしロータリーはそんなことを目指してはいません。ロータリーはそもそもゴミを棄てない人を育てることを目指しているのです。人を育て道徳を守る人を育て、そのことによって代のため、人のために働いていこう」というのがロータリーです。
2.どこで人を育てるのか。
それは、ロータリークラブです。様々な職業の会員が毎週1回の例会に出席し、交流を深めて心を通わせるのです。「スイスの片田舎で、おばあさんが、ざるのなかに羊の毛を入れ、小川で洗っていました。そこに、牧師さんが通りかかりました。あなたは毎週教会に来て私の話を聞いていてさぞ物知りになっただろうねといい、いいえ、牧師さん、聞いてもすぐに忘れてて何も覚えていません。それはそれでいいと思います。聞いては忘れ聞いては忘れしますが、それでも私の心は少しずつ、きれいになっていると思います」
3.ロータリークラブはどんな活動をしているのか。
先ず、ロータリークラブの例会などで、会員の他人を思いやる心、職倫理の向上に努めています。「ロータリー例会は、人生の道場」米山梅吉 さらに、地域社会での問題や課題となっている事柄に対して手助けしたり、時には資金援助もします。また、国際的にも援助の手を差し伸べています。たとえばポリオ撲滅や環境保全、人道的活動を行っています。特に、青少年に対しては人を育てる努力を続けています。(ロータリー財団、米山記念奨学会、クラブ独自の奉仕活動)
4.ロータリークラブの歩み。
1905年利己主義や悪徳商法のはびこる殺伐としたシカゴの街で、心を許しあえる友人を求めてポールハリスら4人のメンバーが集い、ここにロー足りクラブが誕生しました。ロータリアンたちは、お互いの信頼の上に助け合い、協力し合って、それぞれの企業を立派に発展させました。しかし、ろー^たりーの仲間だけで栄えても良いのだろうか、という疑問が生じ「世のため、人のため」も考えることに目を向けられるようになりました。つまり、これが職業人の経営哲学です。
5.ロータリーは今。
世界では、200以上の国と地域に広がり、クラブ数34,216、会員総数1.224.716人(国際ロータリー)日本ではクラブ数2.292、会員数89.458人、兵庫県では、74クラブ、会員数2.980人(国際ロータリー第2680地区)