【入梅】
気象庁は、近畿、中国、四国は5月26碑に梅雨入りしたとみられると発表した。気象庁は、それまでの天候の経過と一週間先までの見通しを下に、梅雨入りしたと見られる日を発表する（速報日）。梅雨がおわったあとに、実際の天候を踏まえて見直し、梅雨入りの日を訂正することもある。（確定日）近畿地方の梅雨入り平均値（確定日）は、6月6日であり、2000年からでは2008年に5月28日であったのみで、あとの年は6月3日殻月14日であった。ちなみに、近畿では観測史上、梅雨入りが最も早かったのは1956年で5月22日、最も遅かったのは1958年の6月25日だった。
梅雨は、北海道と小笠原諸島を除く日本、朝鮮半島南部、中国の華南や華中の沿岸部、及び台湾など、東アジアの広範囲においてみられる特有の気象現象である。梅雨期に日本の南海上に生じる前線を梅雨前線という。オホーツク海の高気圧が三陸沖や日本海にはりだしてくると、その冷たい気流が風となって流れ込んでくる。一方南側では太平洋高気圧が腰をすえて、蒸し暑い南西の風を送り込んでくる。この二つの気流が衝突して前線を生じるが、両方の高気圧の強さはほぼ同じなので長い間停滞する梅雨前線となる。梅雨の初めの頃は、前線は日本の南海上の方に停滞していることが多いが、6月上旬頃には徐々に北上しはじめる。下旬にはいると前線がしだいに活発になり、大雨が降りやすくなる。最近の災害では、1904年7月12日〜14日新潟、福島豪雨。04年7月17日から18日福井豪雨。06年7月15日九州、山陰、北陸長野県豪雨。09年7月19日中国地方西部、九州地方豪雨がある。
梅雨前線の北側と南側では気温に差が大きく、南側では蒸し暑いが北側では時としてオホーツク海高気圧の圏内に入り、北日本で梅雨寒が続き例外が心配されることもある。
食中毒、体調に気をつけましょう。

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