相違に対する寛容の精神
（「ロータリーのいろは」クリフォードL.ダクターマン著2006RI改訂版からの抜粋）ロータリアンは、世界理解と平和に献身する国際的な組織の会員として、他国のロータリーの友達や人々の行動が異常に見えるときでも、それに対して特定の判断を下すことのないよう、自制が求められています。1933年に採択されたロータリーの方針では、ある国で適法で普通であるとされる活動や習慣が、他の国々ではそうではない場合があるため、ロータリアンはこの寛容の勧めに従って行動すべきとされています。「すべての国々のロータリアンはこれらの事実を認めるべきであり、ある国の法律や習慣が他の国のロータリアンによって批判されるようなことは、思慮深く避けられるべきである」とするこの方針は、また、「ある国のロータリアンが他国の法律や習慣に干渉するような活動」に対しても注意を促しています。私たちが理解と親善と友好の絆を深めるよう務める中、これらの方針は、現在もよきアドバイスと方針を与えてくれてます。ロータリークラブは、2007年6月末現在、世界200以上の国と地域に広がり、クラブ数32.943、会員数1.224.168人及ぶ巨大な団体になっています。それぞれの国の法律。週間、伝統を認め合うことが世界的活動の根本になると思います。一般に、イベント開催の主催者が挨拶で、不手際があれば・・・に免じてお許し下さいと発言するのが慣例のようになっていますが、ロータリークラブでの周年記念例会などの挨拶中で、お客様に対して「もし不都合なことがありましてもロータリーの寛容の精神に免じてお許しいただきたい」などと言うのは、この「寛容の精神」の一つの使い方でしょうか？

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