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毎年、敬老の日が近づくと100歳以上の高齢者数の状況が発表される。今年もまもなくその時期を迎える。
厚労省は、昨年2009年9月15日時点で100歳以上の高齢者が4万399人となり初めて4万人を突破すると発表した。ちなみに、20年前(平成元年)3,078人、15年前(平成6年)5,593人、10年前(平成11年)11,396人、5年前(平成16年)23.038人と、5年毎に倍増である。長寿者が増えることは誠に慶賀すべき事であり、わが国にとっても実に素晴らしいことである。
昨年のこの時期、私は在る大学教授と話している時彼は、100歳以上の高齢者が4万人は目出度いが、死亡届を出さなかったり、中には悪意で死亡者の年金をだまして受給し続けている人もいることも考えられ、実際はそんなに居ないかもしれないと話しておられました。
それから一年、2010年7月30日の新聞報道(111歳30年以上前に死亡か?
東京の最高齢男性自宅で白骨化)を見てそんなことが現実であってよいのかと愕然とした。その上、この人の奥さん(101歳で死亡)の遺族年金に切り替え、子どもや孫が年金を引き出していたのではないか?との報道もある。それから今日まで6日連日、100歳以上所在不明者続々報道、厚労大臣も110歳以上を全員調査を指示したとか。
家族の絆、隣近所は?。日本年金機構のずさんさ、区や市のいい加減さ、それにもまして厚労省の統括の悪さに憤りを感ずる。
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