春の気配漂う今日この頃ですが、行楽地でも様々な工夫を凝らした施設が増加しているようです。例えば、北九州では「コインタイマー式貸切風呂」と呼ばれる温泉サービスが話題になっているようです。
１０年前からこの温泉サービスが行われており、リクルートが発行する旅行雑誌「九州じゃらん」では、黒川温泉と湯布院をおさえて１位に輝くほどの人気となっています。この様な貸切風呂なら周りの人に気兼ねすることなく入る事ができ、その都度お湯を入れ替えるため、源泉一番風呂を楽しめるという面で人気を集めているようです。もう一つの理由は、地元の旅行者に絞った経営を始めたのがきっかけでした。地元の人々は黒川や湯布院といった観光地を避ける傾向が強く、交通インフラの整備から日帰り旅行が圧倒的に多くなってきた事実があるということです。つまり、近郊からの日帰り客にターゲットを絞り、元からある温泉を上手く利用したわけです。
この様に、有名な温泉地でなくても顧客へのサービスに変化をつける事で、上手く住み分けを行う事ができているようです。

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