皆様こんばんわ。｢老化は忍び足で近づいてきて、ある日突然、ばっさりと切られる。まるで手練の刺客のようだ｣こう表現された方がおります。五十歳を過ぎても自分はまだまだ若くて元気だ、そう思っている人がある日突然、心臓発作か、脳梗塞で倒れることがしばしばです。健康を維持するためには、血液はサラサラで粘度が低いほうがよいとかんがえられています。血液の粘度が増すと、コレステロールや老廃物が血管内にたまり、高血圧や動脈硬化、さらには血管内にできた血栓によって心筋梗塞や脳梗塞などを起こすリスクが高くなります。水分をたっぷり補給することで、血液の濃縮を抑えることが出来ますし、実際に水をよく飲む人のほうが、こうした病気が少ないと考えられています。一日あたりどのくらいの水分を取ればいいかは、だいたい１〜２リットルです。大切なのは、寝る前の水分補給です。コップ一杯程度は飲んでおきましょう。特にお酒を飲んだ場合は絶対に必要です。気をつけたいのは、お酒を飲んだ後、そのまま寝入ってしまうような人です。酔っているときは血管が広がっているので血圧は下がっていますが、酔いがさめてくると、脱水症状のまま血管が元に戻るので血圧が上がり、脳卒中や心筋梗塞で倒れるといったことが起きるのです。また、朝起きたときにも、まず一杯の水を飲みましょう。五十歳をすぎたら、生理的には老化の始まりです。身体も心も、老年への対応を考え始める時期なのです。手練の刺客は、いつも忍び足であなたのそばに近づいていることを忘れないでください。会長談話を終わります。ご静聴ありがとうございました。

地区ガバナー・ガバナーエレクトより、２００９年地区協議会開催のご案内を頂いております。

外部講師卓話
NPO法人　藤原 差知子氏
「九九今昔」