■4つのテスト
1.真実かどうか。2.みんなに公平か。3.好意と友情を深めるか。4.みんなのためになるかどうか。

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今日のソング


■2009年 2月19日(木) 晴れ  第917回  No.30
点鐘(18:30) お客様
東野会長

 

「それでこそロータリー」


■会長談話
 

皆様こんばんは。哲学者の梅原猛氏が、朝日新聞文化面「反時代的密語」16.6.5で、戦後60年間、日本人は、大変貴重なことをおろそかにしていたように思われる。それは、平和憲法と対をなす新しい道徳を創造することである。戦後、日本は、平和憲法のもとに新しく出発した。たとえ憲法がアメリカによって作られたにせよ、戦後の日本人がそれを抵抗なく受け入れたのは、二度と戦争はご免だという平和への強い願いがあったからであろう。とすれば、日本人は自らの手によって戦前の教育刺語に代わるべき新しい道徳を作るべきであったと思うが、政府はそのような意思を全く示さず、それゆえに道徳は家庭でも学校でも教えられず、道徳なき人間が育っている。そのような人間のなかから、理由なく人を殺す子供や、汚職や詐欺などの恥ずべき犯罪を行う大人がでる。日本の庶民の道徳的水準は、まだそれほど低くないと考えているが、日本人が長い間、精神の糧としてきた仏教や神道や儒教の教えが心のどこかにまだ残っているからであろう。その道徳的遺産も尽き、道徳性の全く欠如した人間の跳梁する恐るべき時代が遠からず到来するにちがいない。仏教は、平和と平等を思想の根本におく教説であり、民主主義に甚だふさわしい教えであると思う。明治政府は仏教を徹底的に公教育から排除したが、この仏教の道徳を教育の現場において復興しなければならない。道徳には、戒律すなわちしてはいけないこと、徳すなわちすべきことの両面がある。仏教には、不殺生戒がある。生きとし生けるものを殺してはいけない。不殺の戒は、仏教のほうがキリスト教のもとをなしたユダヤ教及びイスラム教よりはるかに厳しい。ユダヤ教及びイスラム教においては、殺してはいけないのは、人間にかぎられ、しかも同じ神を信じる人間のみである。他の神を信じる人間を殺してはいけないとは旧約聖書にもコーランにも書かれていない。しかし仏教では、殺してはいけないものは人間ばかりか、動物は勿論植物をも含む生きとし生けるものすべてに及ぶ。日本の仏教者はしばしば、生きとし生けるものはすべて六道を流転しているので馬や牛も自分の父母の生まれ変わりかもしれず、彼らを人間同様慈しめと説く。もちろん生きとし生けるものを殺し、食べずには、人間は生きていけないが、仏教はそのことを深く懺悔せよという。もう一つは、嘘をついてはいけないという戒である。最近までは、子供の時に嘘をつくと閻魔様にしたを抜かれると教えられたものである。日本には、言霊信仰がある。嘘をつけば必ず言葉の霊がその人を罰するという考え方である。しかし今はその戒も信仰も衰え、平気で二枚舌を使い、薄っぺらな格好のいいことをいって当座をごまかす人が人気を博しているように思われる。嘘は泥棒の始まりというが、嘘から一切の悪が出現する。このような嘘をついては、いけないという戒とともに正直あるいは、誠実の徳がおしえられるべきであろう。新しい道徳を創るには、政治家の力を必要とするが、「戦後最大の経済危機」に立ち向かうべきこの時に、一昨日中川財務大臣が辞任しました。異常な事態である。G7閉幕後の記者会見で、ろれつが回らなかった問題で、混乱を招いた責任を取ったとしている。風邪薬の副作用と本人は説明しているが、野党は飲酒が原因だと言っている。誠に恥ずかしい話です。今の政治家にはむしろ道徳を作るよりは、反面教師となってもらうしかないのかなとさえ思える。嘆かわしいことであります。会長談話終わります。ご静聴ありがとうございました。

 


■幹事報告

地区ガバナー事務所より、「地区大会連続出席表彰クリスタルプレート記載お名前の確認」の依頼が届いております。


■委員会報告
●出席委員会
会員数 出席会員 出席率 前々回修正
出席率
11名 8名 72.72% 90.91%

 
本日の欠席者:松浦会員、島村会員、関口会員
前々回のメークアップ:なし
 
 


■ニコニコ
川上会員 特になし。

■本日のプログラム

会員卓話 森本会員