今日は、もう師走です。もはや今年度も、6ヶ月目に入りました。禅宗では釈尊の遺徳をしのんで、12月1日〜 12月8日にかけて昼夜の座禅修行が行われます。これを摂心会という。この間、僧堂では、食事、径行、東司（ 便所）以外は、座禅を続ける。12月8日に釈尊は、菩提樹の下で禅定をし、この上ない最高のさとりを得て、修 行を完成しました。それでは、何を悟ったのか。それは、釈尊にしかわからないことであるが、類推すると、 十二因縁を認識したのだとされている。縁起とは、いかに人生の苦しみを終息させるかの考え方である。十二 因縁とは、迷いの世界の姿を無明（無知）・行（潜在的形成力）・識（識別作用）・名色（精神と物質）六処 （精神作用の成立する六つの場所、すなわち目、耳、鼻、舌、身、意）・触（感官と対象との接触）・受（感 受作用）・愛（根本的欲求）・取（執着）・有（生存）・生（生まれること）・老死の十二の因果関係から説 いたものです。無明と行を過去、識から有までを現在、生と老死を未来にあてる解釈と存在のあり方を説明し ているとする解釈とがある。全国の僧堂では、ずっと座禅が行われていると思います。さて、話は変わります が、金融危機のあおりで、十月以降製造業を中心に派遣など非正規労働者の契約打ち切りが広がっています。 年収2百万円以下の給与者が1022万人に達し、いくらまじめに働いても報われない労働環境になっています。15 歳から24歳の若年層では、およそ5割も非正規社員です。また、生活保護世帯も2006年には、151万人に達しま した。国民健康保険の長期滞納者も34万人世帯、そのうちおよそ7割が年収2百万円以下の世帯です。さらに、 国民年金保険料の納付率は、5割を切り近い将来、年金を受給できない人が、80万人にもおよぶことが予想され ます。富める者は、より豊に。貧しいものは、より貧しくという「格差社会」が生まれています。「格差社会 」は、貧困を広げ、命を切り捨てていく社会です。この社会をこえるために、今私たちロータリアンは、一人 ひとりが、どのような価値観をもって生きていくのか、真剣に話し合わなければならないし、考えなければな らないときがきています。以上会長談話とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

篠山RCより
「休会、移動例会のお知らせ」が届いています。

「国際ロータリー第2640、2650、2660、2680地区ローターアクト2008〜2009年度」4地区合同情報交換交流会登録のご案内が届いております。

三田RCより
「週報No.17〜20と休会のお知らせ」が届いています。

会員卓話（下山会員）
税務行政について