皆様今晩は、今日２時から私共僧洞宗の若者の集まりで「曹参会」が主催する「こども座禅会」が行われました。去年に引き続き第二回目でした。子供たちを含むおよそ４０名が参加しました。座禅を主に、写仏を描いていました。みんな暑い中さすがに子供たちは元気に行っていました。今日の感激を持ち帰ってもらったら、本当にうれしく思いました。子供たちの前向きな意欲に考えさせられました。戦後の日本人は、意欲のレベルが低くなってきたといわれています。
「日本人は、生きていないようにみえる」といった外国人もいます。どうしてそうなってしまったのか。戦後、日本人は生活を安定させるために必死に頑張ってきました。生きる意欲をもたなければ生活することができなかった。そして今、豊な生活を手に入れることができた。つまり、ある程度の目標が達成されたことで満足してしまったのではないでしょうか。確かに現代は、強烈な意欲をもたなくてもそれなりに暮らしていけるでしょう。何もしんどい思いをしてまで、新しいことにチャレンジしたくないと考える人もいるでしょう。小学生や中学生の子供でさえ、意欲の少ない子が増えています。これはとても不幸なことだと思います。今日は、たくさんの感動を子供たちからもらってきた一日でした。ご清聴ありがとうございました。

会員卓話（味地会員）

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