異常なまでの猛暑が続いておりますが、一昨日来、夕立が来るようになって、朝夕若干過ごしやすくなりました。
　ところで最近変わった現象が続いています。
　プロ野球では阪神タイガースが異常に強さを発揮し首位を伺うようになっています。
　また、この夏の甲子園では、下馬評にも上がらず、名もない公立高校の佐賀北高校が劇的は逆転優勝を果たし、大変話題になっています。
　公立高校の優勝は１１年ぶり（松山商高）、　　特待生問題で揺れる私立名門校をなぎ倒してのことで、爽快感があります。開幕試合を制して、１戦毎に力をつけ、２回戦延長再試合、準決勝は帝京に延長でサヨナラ勝ち、決勝は広陵に逆転勝ちしての快挙でした。　無欲の勝利と言われています。
　百崎監督は、
　　･「甲子園で勝つには・・・」と、口酸っぱく言い続けてた。他の学校は「甲子園に行くには・・・」と指導されているのではないか。

　　・実践より基礎体力、体力がなければ精神力は生まれてこない。

　　・観客が味方になるような試合をしよう。

　　・文武両道の徹底。　テスト前にはカンヅメ勉強。

　　・専用グランドがなく、他のクラブとの共用で練習。　１９時３０分までの限定練習。

　よくぞ困難を克服そてくれました。観客を味方にして勢いに乗り、一戦一戦うまくなり、調子を上げて行く若い選手の姿に感動しました。

〜　私が出会った　素敵な気配りに感謝　〜

　　今年の酷暑の中、７１年生きてきて始めての経験をする。
　改めて、人生を振り返る時間を持ち、”気配り”が基本であると考えた。
　対人関係に必要な”気配り”には教科書はない。かつて自分の職場では、毎朝毎夕何百人の人を迎え送ってきた。現職を退職して、第二の職場となった、有馬のいで湯荘の支配人時代は、玄関のスリッパの配置からであったことを思い出した。
　旅館に立ち寄られる方の中には、日頃の疲れを癒しに来られる・・伴侶を偲んでの旅行・・家族のお祝いなどの節目の旅行・・色々であるが、そこでお客様から出されているシグナルを素早く察知し、心の中の思いを先回りし行動する。このような事柄が”気配り”であったのだと思います。　気の優しさ、心遣いが伝われば、相手の心までも温かく出来るもの。
「ありがとう」という言葉こそ、その返しに自分に頂ける大切な言葉であった。
　人様の喜びは、自分の喜びである・・と心から思えることが、教科書のない”気配り”を考えられることであろう。
　たしかに、心に余裕がないと謙虚な行動には徹することができない。「お先にどうぞ！」と譲れる気持ちを持つことで、結果的に心に余裕が生じる。
　なにも難しいことではないこの”気配り”の教科書は、この長い人生を生きてきた者が手本となり、発行していくものでもあろう。
　ロータリーライフを気持ちよく送るアイテムでもある”人様への気配り”。
　多くの人様から、気配りを受けたことを感謝しつつ、この暑い熱い夏を乗り切った証としたい。