皆さんこんばんは
平成17年1月17日午前5時46分、未曾有の阪神・淡路大震災を経験しましてから、早や昨日で12年の歳月が経過いたしました。
ご多分にもれず新築であった私の家も、壁や犬走り等、多くの箇所に亀裂が入り、現在もメモリアルホールとして繕うことなくおいております。
この地震により私達は、人と人との絆の大切さを身にしみて学びました。
大震災を教訓としてこの経験を忘れることなく日常の生活に生かしていきたいものです。
さて話は変わりますが、年々低俗化するNHK番組。ついに落ちるところまで落ちた昨年暮の紅白歌合戦。当初1月3日の集計では750件の視聴者から寄せられた苦情や抗議はその後も絶たず、1月10日現在1796件に達したそうです。
まだまだ日本人には良識が根強く残っていることに安堵と共に心強く感じております。
何を申しましてもテレビの影響は大きく、会長談話でも何度か取り上げましたが、ドラマや対談の中での身振りや言動の残像が知らず知らず視聴者に影響を与え、殊に若い女性の不様な姿態と言葉使いは、かつて日本女性の愛でた、「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」の諺から程遠いものとなりました。
そのNHKが昨年11月、クローズアップ現代で、日本人の読み書きの能力の低下を指摘する番組がありました。 特に若者の日本語力の低下は著しく、生活の形態が文書から携帯やパソコンに変わり、手紙を書けない層が今後益々増えるのではないかと危惧されています。
国際ロータリーでは、1978年3Hプログラム運動を実施し、その一環として識字率の向上を進め、一方国連でも、1990年を国際識字率年として、両者共今日に至っております。
世界には約10億人といわれる非識字者がおり、その普及にはかなりの年月が必要といわれております。
日本の識字率は98%位と言われていますが、このまま携帯メールやパソコンが普及し、変換キーで間違った漢字の変換による誤字だらけの文章の横行が予想されます。
現に私の家に来ましたある三田の商店の案内状の最後の文、合掌は拝むの合掌ではなく、コーラスの合唱でした。識字率の向上は先ず足元の日本から始めなくてはならないのではないでしょうか。
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