■4つのテスト
1.真実かどうか。2.みんなに公平か。3.好意と友情を深めるか。4.みんなのためになるかどうか。

今回例会プログラム
次回例会プログラム
12月21日
会員卓話
1月 6日
新年例会
今日のソング
「我等の生業」

■2006年 12月14(木) 雨 第816回  No. 22
点鐘(18:30) お客様
島村会長
なし
「四つのテスト」

■会長談話
 皆さんこんばんは

 日本漢字能力検定協会が、毎年実施しております「今年の漢字」が、一昨日12日、京都清水寺で発表され、応募総数9万2509人の中から、8363票のトップで「命」と決定されました。
 相次ぐ子どものいじめによる自殺や、飲酒運転による事故、そして何よりも親が子を、子が親を殺すという前代未聞の事件が続発している現実、豊かさの中で年と共に命の尊厳さが失われております。
 私はかつて、朝日カルチャーセンターで、「般若心経」の講座を受講したことがあります。講師は京都の禅宗の高僧でしたが、命の軽視の遠因としてテレビの影響の大きいことと指摘されました。
 ある番組で人が殺された画面を視たあと、チャンネルを変えると同じ人物が出演しており、小さな子ども達には理解しがたく、その積み重ねが命の大切さの軽視に繋がるという論法であります。

 先日も、現在国会で審議されております教育基本法に関するテレビ中継で、野党議員の質問に対し、伊吹文部科学大臣が同じ趣旨の答弁をされており、テレビの影響の大きさをうかがい知ることが出来ました。
 特に日本の民法は、視聴率を上げるが為に行き過ぎた娯楽番組に徹し、年と共に低俗化し、かつてカルピスが提供していた「アルプスの少女 ハイジ」等の童話も夢の又夢の彼方に消えて行きました。
 そして本来、日本の文化、芸術を正しく伝承すべき役目を担うNHKも、民法との視聴率の競合のため、低俗化しているのが現状であります。
 大衆文化の普及も結構なことですが、誰でもが飛びつき易い低俗化の普及に歯止めがかからないのでしょうか。
 日本の明日をうれうばかりです。


■幹事報告
 1 ガバナー事務所より RI表彰に関して
ガバナー事務所より 
 第29回RALAセミナー受講者推薦のお願いが来ております
ガバナー事務所より
 インターアクトークラブインフォメーションDVDの送付の件 頂いております
ガバナーエレクト事務所より
 クラブ情報アンケートのお願いを頂いております
地区プロバス小委員会より
 「ロータリークラブとプロバスクラブのより良き連携をめざして」アンケートのお願いが来ております
比国青少年育英会バギオ基金より
 寄付のお礼がきております
三田市国際交流協会より
 韓国・済州島への交流訪問の実施についての案内を頂いております
(財)骨髄移植推進財団より
 骨髄バンクニュース 第29号を頂いております
篠山RCより  例会記録(第2191〜2195回)を頂いております
10 神戸有馬RCより  例会記録を頂いております
11 三田RCより 週報を頂いております

■委員会報告
●出席委員会
会員数 出席会員 出席率 前々回修正
出席率
20名 14名 70% 100%
 
本日の欠席者: 荻野 柴田 下山 中嶋 坂林 谷郷 各委員
前々回のメークアップ:

■ニコニコ
島村 会員 誕生祝いを頂いて
東野 会員 誕生祝いを頂いて!
大上 会員  職業奉仕                  
味地 会員 島村会長、美味しくいただきました!

■本日のプログラム


     会員卓話            片木 雅司

 

  ロータリアンの家族としての18年
                                  今安 志保

 三田南ロータリークラブでピアノを弾いて、早18年になる。
 思い起こせば、18年前の9月、ホロンピア会館でなにやら沢山の人が集まってこられ、認証式なるものが執り行われる・・・父に「エレクトーンは、お父さんが運ぶ。ドレスを買うてあげるから、演奏をしてほしい」そう言われたことが、つい昨日のようである。
 後でその日に参加した人を、チャーターメンバーと言うんだとわかった。かなり後になってから・・・
 今では、その日に立ち会えたことを誇らしく思っている自分がいることも不思議である。
 その後、5周年の記念式典では、6ヶ月の大きなおなかを抱えて演奏をした。そう、柴田会員が実行委員か幹事さんをされていた。10周年の記念式典では、そのおなかの中の女の子が、みんなの前で踊っていた。
 なぜか父が会長だった。(順番なので・・・)
 何度も何度も、ロータリークラブに行くことを辞めようと思ったことか・・・
 私は、ピアノ講師もしていたので、木曜日の17時からは、いわばゴールデンタイムである。生徒さんを5人は教えられる時間帯になるのである。
 しかし、ロータリークラブに出席するためには、家を出なければならない。
 不思議と本気で辞める気にはならなかったのが不思議である。父に言われるでなく・・・でもたまに母には、諭されたことはあったが。
 実は、父自身も母に諭されていた日もある。
 「いつ辞めはってもいいですやん。いやなら辞めてください。せやけど、辞めるんはいつでもできますよ。」何度かこの言葉を聞いてきた。その言葉を聞くと、不思議と父も私も(一緒にしては失礼だが・・・)無言でエンジンをかけていた。
 そんなこんなで、今日に至るわけである。

 そんな私が、いつの間にか、「奉仕」と言う言葉に敏感になって来ていた。
 お金もない私に、社会に奉仕することなんか出来ない・・・。
 主人には、「奉仕活動とは時間とお金に余裕のある人がすること、僕らのような年齢で大きなことは言えないし、出来ない。しかも(当時吹田市に住んでいた私)、毎週ガソリン代と高速代を使って出席する意味は何?」と聞かれた。家庭不和に陥るところであったこともたしか。
 父と共通の話題を持つこと・・・離れて暮らすことを選択してしまった私にできるせめてものことであった。
 時には、ガソリンを10リットルだけ入れて、高速道路を使わず、延々と176号線を走って三田へ向かった。顔に出てしまっている私に、帰りがけにくしゃくしゃっと紙幣をポケットに突っ込んでくれた父。

 そんなこんなでみんなに支えられて18年、南ロータリークラブと歩んで来られたんだと思う。

 私はたまたまピアノ弾きであったので、なにか音楽を通じて私が生きている証を残せないかと欲を出し始めたころ、以前お世話になったある方から、新しい街づくりのあり方を考えることに力を貸して欲しいとお声をかけて頂いた。
 長年の音楽活動の中からひとつ心に置きとめていたことを実行に移すときが来た!そう思った。
 今、子ども達が様々な事件に巻き込まれている。いじめからの自殺を選ぶ子、親を殺すことを選択した子。社会がおかしくなっていることは確実である。
 考えていたことと言うのは、 「これを食い止めるには、水際なんだ!」ということ。
 「産まれてすぐ!ママになってすぐ!この時期を逃してはならない!」ということ。
 お陰様で、先日には、4月よりこのカリキュラムを実行してきて、様々なことに変化が出てきて成果なるものが出てきた様子を、大勢のみなさんの前で評価して頂いた。

 私は、ロータリー会員の娘として南クラブのみなさからたくさんのことをもらったが、まだまだ金銭的にはロータリアンとしての活動をして恩返しをするところまでにはいかない(苦笑)。 
 しかし、この18年間すぐそばでかかわって来た者として、ロータリアンの心意気は植え付けてもらった気になっている。

 この三田南ロータリークラブのベンチ要員として、なにか私の職業からお手伝い出来ればうれしい。私が出来る職業奉仕があると考えている。

 両親から、生きるために必要な「運」をもらい、三田南クラブのみなさんと「縁」をつないでもらった。「運と縁」どらがかけても成り立たない。私は幸運にしてちゃんと両方持ち合わせている。両親からしっかりもらっている。

 いま、三田南ロータリークラブのみなさんに、こころから感謝している。
 お返しは、職業奉仕・社会奉仕、私の出来ることを考えていきたい。

 今日貴重なお時間を私にくださったことも、18年続けさせていただけたことにも、心の底から感謝したい。