９月２６日、第９０代首相に選ばれました安倍総裁は、孟子の「自ら反みて編くんば　千万人といえども吾ゆかん」を引き合いに、「活力とチャンスと優しさに満ち溢れた国、美しい国日本」を目指してスタートいたしました。　
　祖父に当たる岸元首相は日米安保条約で名を馳せた方でありましたが、一方で先の太平洋戦争にも関与され「名にかえてこの身戦の正しさを来世までも語り伝へん」の歌を詠まれました。
　祖父の強い信念を受け継がれた新首相は、今後日本の歴史や伝統、文化を重視されるようですが、経済大国だけでなく、精神的な幸福感が味わえる心の通じ合う「美しい国日本」に期待したいものです。

　そして、まもなく１０月１日を迎えます。
　長らくお世話になりました阪神電車が、この度阪急阪神ホールディングスの傘下に入り、経営統合されることになりました。　誰が想像し得たでしょう！誠に淋しい結果となりました。
　かつて、高校野球が、阪神甲子園球場と阪急西宮球場で同時開催された年がありましたが、５万人収容の甲子園球場の観客をいとも僅かの時間でさばいた阪神電車に対し、３万人収容の西宮球場では何時間も要した阪急電車との差が語り草として残されております。　阪神電車には、すばらしいダイヤ編成のノウハウがあるのではないでしょうか？
　また、阪急ブレーブスが売却され、宝塚ファミリーランドが廃園になるなど、阪急の経営効率化には、在る意味で目を見張るものがありますが、現在７連勝中の阪神タイガース球団には、更に頑張っていただき、その存在価値を大いに発揮して頂きたいと、ただただ祈るばかりです。　味地会員頑張ってください！

　　　　　会員卓話　　　　　　　　　　　　　荻野　恭三会員

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