猛暑の夏も９月に入り秋の気配が色濃くなって参りました。
明後日は、重陽の節句です。　五節句の一つで「菊の節句」とも呼ばれ、平安時代より日本の文化としてすっかり定着しました。杯に菊の花を浮かし、菊の香りを移した「菊酒」を飲み、邪気を祓い、長寿を願ったそうです。

　戦後、たくましい日本人の努力により環境の整備、食生活の改善、医薬品の開発、医療技術の進歩と欧米にも遜色しない技術立国となり、「菊酒」を飲まなくても夢にまで見た世界で一番の長寿国となりました。
　戦後６１年、戦後生まれの団塊の世代が定年を迎える時代となり、少子高齢化が進んでおります。

　先日、８月２７日に神戸ポートピアホテルで、ロータリー財団と社会奉仕の合同セミナーがありました。
　社会奉仕部門では、西岡プロバス小委員長から、プロバスクラブの今後のあり方について、報告がありました。
　当２６８０地区には、現在２０クラブ約５５０名（中女性１１０名）の会員がおられ、高齢者の生き甲斐、楽しさ、知的刺激を提供し、ひとりひとりの持てる知識経験を社会還元するため、クラブの設立が期待される・・との内容でした。

　私は、高齢社会の到来、団塊の世代が定年を迎え、これらの人達が今後地域社会にどのような形で根付いていくのかを勘案し、今後の新たな活躍の場を提供する為にも、新しいクラブの設立を視野に入れて調べる必要があると考えております。

　ともあれ、当クラブはすでにプロバスクラブ「せせらぎ会」の親クラブとして設立に貢献してきましたが、更なる交流を深める為、８月の理事会で「せせらぎ会」との合同例会を開くことを承認頂いております。
　少人数の三田南ロータリークラブではありますが、先駆的概念を持つこのクラブに、改めて魅力を感じつつ、本日の会長談話を終わります。

　　新世代月間　　　　　大前　衛新世代委員長