皆さん こんばんは。
明日より、ゴールデンウィークが始まります。明日29日はペッツの日となっております。 味地次期会長他、各委員長の皆様ご苦労様ですが宜しくお願いします。
今週の月曜日、我々の身近なところで大変な事故が起きてしまいました。皆様の御身内、知人の方は関係されなかったででょうか。ご遺族の方には、心からのお悔やみを、また、負傷された方には一日も早いご回復をお祈りします。
ちょうど十数年前の御巣鷹山の日航機の事故を思い出しました。
偶然ですが、以前に日下会員がこの席で、山崎豊子作 沈まぬ太陽 の話をされた事を受け、この話をさせていただくことを先週にも考えておりました。
日下会員が5冊を一気に読みきり、主人公に涙したまでと言わせた小説とはどんな物なのかと私もすぐに読みました。
私の場合、読書後の感想として、相変わらずの政官産業界の癒着に憤りと怒りを覚えると共に、当時80才近い作者が、よくぞあそこまで鋭く小説にしたなぁ と感心したものです。
読書とは、色々な人が、色々な角度から判断してその感想を述べる、それが大事な事だと思いました。
今の若者の活字離れが憂慮されています。文章を読み文章を作り、それに考えをめぐらすワークが全く出来なくなっている。 それが最近、欲望のおもむく行動を起こし、喜怒哀楽を即座に実行に移す。 その延長線上で人命を軽視し極悪犯罪に直結している。
その行動が廻りの関係者に、いかに悲しみと不幸をもたらすかに考えが行く間の無い行動、自らの人生を破壊し、自らの身内関係にも大きな不幸をもたらすことへの気配りが出来なくなっている。
それらのことと、活字離れとはかなりの密接な関係があると、ある教育者が声を大にしておられる。
先週、例会で卓話をして頂いた 大前教育長 も熱心で情熱あふれた教育者として感心させられましたが、この席で国語力、語学には力を入れたいとおっしゃっておられましたことが、大いに共感させられます。
昨今、限りなく自己本位で排他的な世情の中、物事を的確に熟慮し配慮することが出来る若者を要請していくには、大変地道な苦労が伴うことだと思われますが、国語力、読労力を育む為に、活字との触れ合いを推奨していきたいと講じております。
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