■職業奉仕月間 柳田職業奉仕委員長
国際ロータリー第2680地区 クラブ奉仕・職業奉仕セミナー
パストガバナー 深川純一氏 講演 (柳田の身勝手な記憶から抜粋)
・ロータリーとは 一定の思想
利己、利他の調和を図る人生の哲学
・ロータリー運動 倫理運動
心の開発の団体であり 寄附 慈善 ボランティアの団体ではない。
煙草の吸殻を拾う所に本質があるのではなく 捨てないような人を作ることが本領であり 倫理運動である。
知識のみでなく 体験を通した行動力(知恵)が必要である。
・例会に出席することこそロータリアン
老婆に神父が「毎週私の話を聞いて立派になられたことでしょうね」と聞くと 籠の中に羊毛を入れて川の流れの中で洗っていた老婆は 籠の中に水が入っては流れ 入っては流れ出て を繰り返すうちに 羊毛は綺麗になっていきます。 説教を聴いては忘れ 聞いては忘れすることによって自分は磨かれる といった話。
毎週例会に出席して 様々な話を聞き 忘れ を繰り返すことでロータリアンになってくる。 例会に出席して他のロータリアンの知恵を学んでロータリアンを育て上げていく。 ロータリーに入会しただけではロータリー会員であり ロータリアンではない。 出席してこそ体験し 心を磨いてこそロータリアンとなる。
社会奉仕のために例会に出席できないは駄目である。職業奉仕の実践はまず例会に出席して心を磨くことである。 現象に係わらず本質を見るところにある。
イギリスでは魂を磨くとも言う。
自分の製造した紙が パンを清潔に運ぶことに役立ったと考え 職業=奉仕の考え方にたって成功した紙製造販売業者の話。
職業奉仕とは
・ロータリーの倫理を表しているものは職業奉仕、ロータリーの実践は職業奉仕で表される。
・職業は自分の為のもの 利益を得るもの、奉仕は人の為のもの、相反するものを一つに括っている。 利益を得ることと奉仕は一緒になるのか。 職業=奉仕は成り立たない? 儲けた金を弱者に施す=他の奉仕団体
・打算の世界(価値を基礎におく)等価交換の世界=終れば後は何も無くなる世界
愛情の世界(価値で計れない世界)=限りなく愛情が残る。
人間関係が清算されず 信頼 尊敬が生まれる。
お坊さんはただひたすら人々への愛情を捧げる為祈り続ける。 人々はお布施をする 請求するのではない 出せる人のみ差し出す=尊敬と信頼が生まれる。
・長年 安定して利潤を得て成長する企業のトップは 愛情の精神を企業の根幹に据えて経営している。
・職業を通じ社会に奉仕することは原理からすると社会奉仕70% 職業奉仕30%
「綱領」「四つのテスト」を般若心境と同じく日夜唱え 身につける必要がある