2005/04/23 更新(佐藤コメント)

「医療心理師法を実現する決起集会」速報

302人が集い、盛会のうちに要望書を採択


4月16日午後6時30分、医療心理師国家資格制度推進協議会主催の「医療心理師法を実現する決起集会」がオリンピック青少年センター国際交流棟の大会議室において開催されました。北は北海道、東北から南は鹿児島まで実に302人の方々に駆けつけていただき、椅子に座りきれずにやむなく立っての参加をお願いする程の盛会となりました。

まず辻敬一郎・医療心理師国家資格制度推進協議会会長が挨拶の中で、
「チーム医療を構成する専門職としての医療心理師を必要とされるクライアントのためにも、国家資格創設を要望する多くの心理学関係団体、医療関連団体、患者家族会等の力を結集し、資格の早期実現を」
と語り、国家資格の必要性と取り組みを強く訴えました。



辻 医療心理師国家資格制度推進協議会会長の挨拶により決起集会が始まりました。

続いて国会議員連盟「医療心理師(仮称)国家資格法を実現する議員の会」の幹事議員からのお祝い・激励メッセージ(順不同)の拝読と議員秘書からのご挨拶をいただきました。

メッセージを寄せられた議員 (メッセージの内容はこちら
会長 堀内 光雄 衆議院議員(山梨2区)
幹事長 鴨下 一郎 衆議院議員(東京13区) 自由民主党 厚生労働委員長
福島 豊 衆議院議員(大阪6区) 公明党 厚生労働委員会理事
五島 正規 衆議院議員(比例区・四国) 民主党 厚生労働委員会理事
北村 誠吾 衆議院議員(長崎4区) 自由民主党 防衛庁長官政務官
北川 知克 衆議院議員(比例区・近畿) 自由民主党 厚生労働委員会理事
山谷 えり子 参議院議員(比例区) 自由民主党 自民党厚生労働部会長代理
秘書が参加された議員
朝日 俊弘 参議院議員(比例区) 民主党 厚生労働委員
能勢 和子 衆議院議員(比例区・中国) 自由民主党 環境大臣政務官



「医療心理師(仮称)国家資格法を実現する議員の会」幹事議員各位よりいただいた激励メッセージが紹介されました。

席上では、能勢議員秘書のもろい様より、
「議員連盟は法案の実現に向けて動き始めたところです。能勢も看護師出身で、保助看法との関連で連盟に入会し頑張ろうとしています。連盟は始まったばかりですが、骨子が固まり、法制局との法案化に向けての勉強が始まりました。一日も早く法案化されるように努力しています。」
とのご挨拶をいただきました。

ついで、医療心理師の国家資格化を後押しする応援アピールを各関係方面の6名の方からいただきました。

【アピールされた関係者】

飯森 眞喜雄
(精神医学講座担当者会議・日本精神神経学会)
「医療現場において医療行為の最終責任者は医師であり、医師の指示を必要とする。医療心理師法しかない。さまざまな医療現場においてチーム医療で取り組むことが国民の福祉に資すると考える。このチャンスを逃さず資格化を実現しよう」



医療心理師国家資格化に対する
各方面からの応援アピールを頂きました。

荒田 寛 (日本精神保健福祉士協会)
「PSWの資格化は10年の努力を必要とし7年前に実現した。PSW協会は医療心理師推進協議会の幹事団体でありともに仕事をする仲間である。資格化にはクライアントやその家族の協力も必要である。受益者とともに運動を展開してもらいたい」

穂積 登 (日本精神神経科診療所協会)
「昭和32年に心理学を卒業し、現場で仕事をしたが、心理職では食べることができず昭和50年に医者になった。その当時の思いを持ち続けている。心理職が資格化されてチームの一員として、法律を越えて、現場では医者に指示する位になってもらいたい」

池 義和 (CPネット世話人)
「医療現場の心理職が資格について話し合えるためのCPネットと組織して、情報誌を発行している。この機会を逃さずに資格化を実現させたい」

佐藤 秀実 (全心協役員)
「ユーザーやチームを組む他職種の方々から心理職は重要な役割を果たしていると評価されつつも、いまだ心理職のみが無資格状態となっている。良質なケア・サービス向上のために資格の当事者である心理職が一丸となってこの機に是非とも資格化を実現させましょう」

広田 和子 (精神医療サバイバー・厚生労働省社会保障審議会障害者部会臨時委員)
「精神医療は未だに遅れている。未だに34万人の入院者と224万人の通院者がいる。精神医療の底上げをするためのチーム医療の一員としてがんばってもらいたい」



全心協会長より法案要綱の概要説明と質疑の後、
要望書を採択しました。


アピールをいただいた後、宮脇稔・全心協会長より医療心理師法案要綱の概要説明があり、会場からの質問に答えながら、全心協としての考えや方針を説明しました。

その後、要望書(『医療心理師法案要綱』に沿って資格法の成立を早期に実現して下さい)の承認を採決し、後日、尾辻秀久厚生労働大臣と堀内光雄議員連盟会長に提出することになりました。 (要望書の内容はこちら)

最後に、平成二年当時、厚生省精神保健課長として心理職の国家資格化を図られた廣瀬省・医療心理師国家資格制度推進協議会顧問が決起集会を締めくくられ、午後8時10分に閉会となりました。

当日ご多忙の中、足をお運びくださった皆様にこの場をお借りして、心よりお礼申し上げます。



廣瀬省・医療心理師国家資格制度推進協議会顧問による
閉会の辞により散会となりました。



国会議員連盟「医療心理師(仮称)国家資格法を実現する議員の会」の幹事議員からの
お祝い・激励メッセージ(順不同)


お祝い
本日の決起集会の開催をお祝い申し上げます。議連としてもご意向に沿えるよう現在、最大限の努力をしているところでございます。都合により出席できず残念ですが、皆様の一層の団結を希望するとともに、大会のご盛会をお祈り致しております。
 衆議院議員(山梨2区)
 医療心理師(仮称)国家資格法を実現する議員の会
 会長 堀内光雄  

お祝い
大会のご盛会を祝し、心よりお喜び申し上げます。皆様方お一人お一人の誠実なる実践により、今日の決起集会開催の運びとなったことと思います。長年の夢がかなうよう議連としても引き続き努力をしていきます。今後皆様のますますのご健勝をお祈り致します。
 衆議院議員(東京13区)自由民主党・厚生労働委員長
 医療心理師(仮称)国家資格法を実現する議員の会
 幹事長 鴨下一郎
(全心協は1996年ごろからご指導いただいております)

メッセージ
医療心理師法を実現する決起集会の開催、誠におめでとうございます。日頃から様々なご尽力をされている皆様に対し、衷心より敬意を表します。
先般、議員連盟総会にて法案要綱が承認されましたが、これは長年の懸案である法制化に向けた大きな前進であります。
私も微力ではありますが、医療心理師の国家資格化に一層努力をして参る所存です。
今後益々の皆様方のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
 衆議院議員(大阪6区)・公明党
 厚生労働委員会理事・公明党厚生労働部会長
 福島 豊

激励
決起集会のご成功を心よりお慶び申し上げますとともに、法制化に向けて、ともに頑張りましょう
 衆議院議員(比例区・四国)・民主党
 厚生労働委員会理事
 五島 正規

メッセージ
決起集会のご盛会を祈ります。医療心理師の実現のため、ともに頑張りましょう。皆様の益々のご健勝とご活躍を祈念致します。
 衆議院議員(長崎4区)・自由民主党
 防衛庁長官政務官
 北村 誠吾

「医療心理師法を実現する決起集会」が盛会に開催されますことを心よりお喜び申し上げます。
これもひとえに医療心理師国家資格制度推進協議会の辻 会長様を始め、関係者一同のご努力の賜物と存じます。
この大会を機に皆様方のご要望が一日も早く実現するべく、私も議員連盟の幹事として努力致して参ります。今後ともご一緒に頑張りましょう。
最後になりましたが、本日ご参加の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。 衆議院議員(比例区・近畿)・自由民主党
 厚生労働委員会理事
 北川 知克

「医療心理師法を実現する決起集会」の御盛会を心よりお喜び申し上げます。
本日ここにお集まりの皆様におかれましては、永年にわたり「医療心理師法」の実現に向けて、献身的に運動を続けてこられましたことに、私は心より敬意を表しております。
私も実現に向けてなお一層努力してまいりたいと存じますので、今後ともご指導ご支援のほど宜しくお願い致します。
 参議院議員(比例区)自由民主党
 自民党厚生労働部会長代理・文部科学副部会長
 山谷 えり子(大学では心理学を専攻されました)



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