全心協の考える

臨床心理技術者の国家資格制度の内容 (抜粋)

◆ 名称独占の資格とする。

国家資格とはそれを業務とする専門職であることを国が明示するものですから、名称独占が適切と考えます。

◆ 当面、保健医療福祉分野の資格とする。

全分野での資格化が理想ですが、そのために国家資格化が遅れてはいけないと考えています。
保健医療福祉分野において、そのサービスを担う専門職の一人として配置される必要が今あるからです。
将来は全分野の資格となることが望ましいと考えます。

◆ 四年制大学で所定のカリキュラムを履修して受験資格を得る。

心理学を系統的に学ぶのは大学からであるのが実状です。

◆ 心理相談・心理査定・心理療法を業務内容とする。

厚生省の検討会で8年間検討された三つの業務で、心理査定とは心理テストや観察法などを含みます。
心理学の専門知識を背景に行う相談や治療を、心理相談や心理療法と呼びます。