2012/12/08更新

「全心協ニュース No.67」巻頭言



国家資格化を目指す集会以後の経過




2012年11月

全心協会長  宮脇 稔

◆去る3月27日に5名の元閣僚を含む90名を超える国会議員の出席を得て『心理職の国家資格化を目指す院内集会』が衆議院第一議員会館において開催されたのは、未だ記憶に新しい出来事です。それ以後3団体では資格化に向け、要望書を携えて超党派の国会議員および厚労・文科両行政に働きかけると同時に、3団体総意の資格案を目指して精力的に三団体会談を重ね、10月には開催30回をこえました。現在は学部、大学院におけるカリキュラム案をまとめ、カリキュラム内容と資格試験内容とのすり合わせの検討も進めています。

◆6月には自民党に、8月には民主党にも国家資格のための議員連盟が立ち上がり、9月には、民主・自民に公明を加えた議連へ、そして超党派議連に向けた取り組みへと進めてゆくことが確認され、資格創設に向けた方向づけは具体的に進んでいます。

◆また3団体会談メンバー6名(全心協からは会長が医療心理師推進協議会代表として参加)では必要なフットワーク、ヘッドワーク、ネットワークが十分に機能しきれないため3団体より新たに5名を迎えて現在は11名(全心協より松野副会長が参加)で拡大三団体会談として資格化実現のために必要な試験機関や研修機関創設に向けた検討も開始しています。

◆臨時国会が開かれてからは11月に入り、民主・自民を中心に議員への陳情を再び積極的に開始し、厚労・文科両省の官僚への具体的な法案創設に向けた話し合いを重ねています。