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最終更新日
2019年06月11日


全国保健・医療・福祉心理職能協会
2018年度 総会報告

2019年5月25日に東京インスタベース田町・芝浦ホールにおいて開催した2018年度総会について以下に報告します。


「全国保健・医療・福祉心理職能協会」(全心協)は1993年3月20日に設立準備会を東京都庁大会議室で開催し、6月26日には東京都勤労福祉会館において「臨床心理技術者の国家資格創設を推進する職能団体」として96名の仲間と共に設立総会を開催し産声を上げました。

設立総会当日に決議した文書は、当時の廣瀬省厚生省保健医療局精神保健課長に手渡しました。

       決議文           1993年6月26日

 全国保健・医療・福祉心理職能協会は今回の精神保健法改正における付帯決議を踏まえ、保健・医療・福祉領域の国家資格化の早期実現を求める。
 また、資格の内容は4年制大学における養成を基礎に、心理職としての名称独占を果たし、法制度内に整合的に位置づけられることを期待する。
                    以上決議する。

爾来、全心協は資格法の成立に向けて建設的で積極的な働きかけを継続し、何度も大きな壁にぶち当たり挫折を重ねながらも、2015年9月9日の公認心理師法成立の日を迎えることができ、2018年には第一回公認心理師試験が実施され、2019年2月からは公認心理師の登録証が厚生労働省並びに文部科学省より25,000人を超える合格者に発行されたことを確認しました。

四半世紀前の全心協設立当初に生まれた人が、大学を卒業し大学院を修了して、初めての国家試験に合格し登録を済ませて公認心理師となっている可能性を思うと感慨深いものがあります。

全心協として創設以来最大の目的を果たすことができたことをもって、2019年5月25日に東京インスタベース田町・芝浦ホールにおいて2018年度総会を開催し、5月25日当日を以て解散することを決議し、最後の総会といたしました。

全心協が参加してきた団体である「医療保健福祉領域公認心理師推進協議会」と「精神保健従事者団体懇談会」も正式に脱退させていただきました。

これをもちまして、会員の皆様の長きにわたるご支援とご協力に感謝し、今後の末永きご活躍を祈念して全心協解散の言葉とさせていただきます。


全心協役員一同