Indies「Bunched Birth」1991.7.21
 
 
 彼らの唯一のインディースで発表されたアルバム。妖しげなギターリフと、ボーカル・
吉井和哉のささやきで始まる「1.Bunched Birth」。すでにここで、物語の始まりを予感
させられる。続いて「2.Welcome To My Doghouse」。この曲は2001年に活動休止する
まで、必ずライブで演奏されたロック・ポップチューン。しかし声が若いなあ(当たり前)。
「3.Fairy Land」は小刻みなビートが刻まれるポップな一曲。そして「4.Lovers On Buck
street」は狂気の愛を歌った名曲。まさに「裏通りの恋人たち」である。この曲は後に
4thシングル「熱帯夜」のカップリングとして陽の目を見ることになる。「5.Hang Onto
Yourself」はちょっとスローなナンバー。聴いてると眠くなってしまう(いい意味でね)。そ
して眠らないために「6.Sleepless Imagination」(←ああ、この曲のネタふりだったのね
(笑)は2ndアルバムにも通じるようなポップな楽曲。そして最後を飾るは寂しげなピア
ノではじまる「7.Tears of Chameleon」。唯一のバラード曲だが、この吉井氏のやるせ
ないボーカルがとても印象に残る。個人的に言えば1stアルバムよりもこのデビュー前
のアルバムであるこっちの方が拝聴してる時間が長かったなあ。まさに初のアルバム
ですが、(1stアルバムよりは(笑))珠玉の楽曲たちを含んだ名盤であると思います。
Track No.
1. Bunched Birth
2. Welcome To My Doghouse
3. Fairy Land
4. Lovers On Back Street
5. Hang Onto Yourself
6. Sleepless Imagination
7. Tears of Chameleon (Mr.Paper Moon)
 
 

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